電験3種 動画ゼミ 合格への近道! 電験三種 勉強方法に迷ったらこのサイトを参考に。電験二種,電験一種対策にも有効! 電験 独学に強い味方!

合格者から

なにか為になればとの思いから、合格者からの応援メッセージを紹介します。
ご参考にしてみてください。

もくじ

電験三種を目指そう!

湘南113工房 代表:吉野了司
(電験二種国家試験合格)
 さて、ここを読み始めたあなた。目指そうなんて言われなくても目指したい思いがあるから開いたのでしょう。

 なぜ電験三種に憬れるのか、取りたいのか、それは簡単に取れないからです。そして電験合格者の多くがこんなにやりたくなる資格試験(勉強)は他にないとまで言い切ります。そのわけは後に詳しく説明しますが、簡単にいえば電気技術者だけの枠を超えた面白さがあるからです。

 それでは電験三種を目指す人の目的を以下に列挙してみたいのですが、おおよそ次のようになります。

 ①工業高校・大学の電気科卒だが、本当に実力がついているのか確かめたい。

 ②工業系卒ではないが、仕事で電気にかかわってしまい力と自信をつけたい。

 ③会社の中で実力を認められたい。

 ④自分は機械関係だが、この分野では電験に相当する資格がない。しかし会社では機械関係者でも電験を取得した人間が高評化を受けているのを見ている。

 ⑤実力をつけたいが、これを目指すことがそのままそれにつながると思う。

 ⑥この資格を取ると将来喰いっぱぐれがないと聞いている。

 ⑦学歴はないが、この資格を持っている人はなんだか尊敬されているようだ。

などなど、
 少々いやらしい表現もあり気分を害された方もいるかもしれませんが、現実はこの通りです。
 今これを読んでいるあなたも①~⑦のいくつかに当てはまっているはずです。

 しかし⑥については勘違いをしている人がいるかもしれませんので注意しておきたいのですが、その仕事とは「電気管理技術者」の事だと思います。
 この仕事に就くには電験の資格を持っているだけではできません。この資格者が実際に工場などで選任の電気主任技術者として働いた実績がないといけないのです。そのため、この道を目指す人は資格を取得した後で選任されるように会社に働きかけを行ったりします。具体的には工場内でのメンテナンス部署などに配置されるようにです。
 一見、「縁の下の・・・・」のように見えますが、結構面白い仕事です。周りが思うより、本人たちは楽しんで(やりがいを感じて)いるものです。

 次に電験の難易度について以下にお話しをしましょう。

電験三種:工業高校の電気科卒程度

電験二種:高専あるいは短大の電気科卒程度

電験一種:大学の電気科卒程度

とあり、
「そうか!」と勇んで受験した人は99%不合格です。

 三種の工業高校電気科卒程度とは受験時に在学中3年間の試験をまとめて挑戦し、すべてに合格点をというものです。その昔、三種の試験が記述式であった時代、大学電気科卒が卒業年次に三種を受験すると大半が不合格だったそうです。ですから二種、一種はとなれば、想像できますよね?・・・
 
 ところが世間一般では一級建築士がメジャーです。それにはひとつの理由があります。建築士は試験のみ(特例あり)で取得できますが、電気主任技術者の資格は電気科卒プラス経験でも取れるからです。

 しかし、認定で一種を取得した人が「認定の一種より試験の三種」といっています。実は電気技術者の世界では試験での取得に価値を感じているのです。
 認定で悪いとはいいませんが実力を示したいならぜひ試験を受けてください。電験三種を受けてください。「電認三種」では押しが弱いです。「そんなこと分かってるわい!」という声が聞こえてきそうです。そうですよね、大方のみなさんは大学の電気科卒でありながら、試験で取ろうとしているのですね。

勉強の進め方

 あれ?「くどくど前置きはいいから早く勉強方法を説明してくれ!」という声が聞こえてきました。すみません、今からやります。

  • 電気科卒ではない人
    いきなり始めて急性電験中毒(死に至るほどではないが)を起こさないように、二種電気工事士、一種電気工事士と(免疫力をつけて)順に進めるのが良いでしょう。
  • 電気科卒者
    ひたすら「過去問」を解く、これに尽きます。実際の試験問題は「問題」としてよくできています。同じ問題なんか出ないのに、と思われるかもしれませんが合格者の大先輩(三種合格後も勉強を続けている人)たちは「同じ問題にしか見えない」と言っていますよ。(数値や未知数を変えているだけ)

 建築士がメジャーといいましたが、これは社会一般の話であり技術屋の世界では「電験」はものすごい威力です。そのものすごい武器を手に入れるためには、ある程度の努力は必要ですが、電験三種であれば数学は中学程度のものに「三角関数」、「複素数」、「ベクトル」を補強してやれば十分です。そして三種の上にも挑戦していこうという方はこれらに加えて「初歩の微積分」、「マトリクス・行列式」、などをやれば良いでしょう。

  • 電気屋以外でもやりがいがあるわけは?
     実は電験の内容には「発電」、「送配電」、「電気機械(電気応用)」の分野に力学や熱力学そして化学も多く含まれており、ここが結構面白くて機械屋さんにも人気が高いのです。電気といいながらおよその技術全般が網羅されているといっても過言ではないのです。
  • どんな本で勉強をするの?
     まず、電気科卒ではない人は、電気工事士を取ってから過去の5~10年分の問題に挑戦します。そしてできるだけ薄っぺらなテキストを参考書として解いていきます。過去問集の回答を読んだだけでは理解できない部分はテキストを読むことで自分なりの解き方がわかってきます。どうしてもテキストから勉強しないと気が済まないという方は、テキストをサラッと流し読みしてどこにどんなことが書いてあるかをおぼろげに記憶すれば良いでしょう。

     次に電気科卒なら前述のように、過去問集をひたすらやれば良いはずです。
  • 数学力を身に付けたいのだが?
     前にもいいましたが、電験三種なら難しい数学はいりません。しかし、テキストには式の成り立ちを示すために微積分なども出てきます。(試験では不要です)また、将来に上位の資格を目指すことも視野に入れてということであれば以下に示すような本が良いでしょう。一種受験にも微積分なしで平気ですけど(本当ですよ)、不要とはいえ知っておくと三種でも勉強の強い助けになります。公式の成り立ちとか、整流波形の平均値とかで結構、積分は便利です! 例えば、
     ・平面角から立体角への変換で2π(1‐cosθ)は積分使うと簡単に理解できる
     ・多相整流回路で任意の相数での平均値などは積分で簡単に出せる
    とかがあげられます。それでは紹介します。

①微分・積分
 ◎「電気のための微分積分読本」松木忠 著 オーム社 (元値は1,000円くらい!?)
 中卒で電気関係に就いた人にも読めると人気が高かったが、廃版なのでネットで探す(4千円以上)
 ◎「微積分の話」大村平 著 日科技連出版社 (上下巻 各1,500円くらい)

②複素数、ベクトル、行列式(ディターミナント)、マトリクス(行列)
 ◎「これでわかった複素数とベクトル・マトリクス」矢 野 隆 著 啓学出版 (1,500円くらい)
 ◎「行列とベクトルの話」大村平 著 日科技連出版社 (1,500円くらい)
 行列と行列式は言葉が紛らわしいため、マトリクスと行列式と使い分ける習慣もあったりする

③その他、先輩からやさしい本を紹介してもらう
 くれぐれもありがたみのありそうな難しい本は選ばないこと!やさしい本も読めない人間が難しい本など読めるわけがないのだから。また、「数学」を勉強するという姿勢よりは算術(道具)として身に付けることを心掛けてください。
 計算力でシコシコ進めて「解った!」というよりも図を自分で描いて解き方を見つける訓練も大切です。(これは上位資格になればなるほど痛感します)

  • 講習会など
     自分一人では挫折してしまいそう!という方に講習会はいやおうなしに机に向かうので意思の弱い人には良い勉強方法です。ここで気を付けなければいけないのは、会費さえ払ってもらったらあとは欠席してくれたらありがたい、といった感じの講習会が多いということです。その点では東京の、ある講習会は「出席しなかった分は全額払い戻す」というもので、教え方に自信があるからできるものでしょう。
     一種・二種の合格者輩出は間違いなく日本一でしょう。(みなさんは自分で探してください)

 また、通信教育的なものとしてはビデオによる、「講習会もどき」の勉強法も良いと思います。どのような勉強法を選択するかは、個々の生活パターンにより様々だと思いますが、みなさんの知り合いに相談するのも良いでしょう。

最後に

 多くの電験三種合格の先輩たちは、その後に電験のみならず多くの資格に挑戦し続けています。そのモチベーションの源は電験三種に合格できたのだから、というものです。

資格試験に絶対合格できる方法

 昔から言い尽くされている話ですが、それは「合格するまで受験し続けること」です。とはいっても20年とかはチョットね、となるでしょうから目安として最低6年間はやってください。

筆者は誰だ?・・・・という声にお応えして

 私は1967年に中学を卒業して某会社に入りました。そこで電気関係の仕事に就き、泥縄式で電気の勉強を始めました。工場内の保守関連に長くかかわり選任の電気主任技術者も12年間やり、2012年1月に定年退職をしました。2012年2月には技術コンサルタント業(独立)を立上げています。確実な収入が得られる「電気管理技術者」の道も考えましたが、クリエイティブな仕事がしてみたいという思いが強く、この道を選択したわけです。

以上

電験3種の勉強法

酒谷 秀俊
(電験一種国家試験合格)

電験3種の勉強方法を以下に記します。
 どんな技術系の試験でも下記のような取り組みが重要です。(もしかして文系の試験でも)

  1. 紙とえんぴつを用いて過去問をひたすら解く。同じ問題を5日~7日の時間を空けて自分のものになるまで何回(10回程度)も解く。
    ※過去問オンリーの勉強でOKです。過去問以外の問題は、条件が矛盾するなど、受験生を混乱させる問題も見受けられますので、禁物です。
  2. 道具としての数学の範囲は、中学3年生+三角関数(数検準2級程度)です。
     数学があまり得意ではないという方は、数検3級(中学3年卒業程度)の学習から始められると良いでしょう。
  3. 毎日2時間程度の継続した学習を行う。
  4. 合格するまで受験し続ける。
  5. 自分に負けないように工夫する。(飲酒はできるだけ控えるなど。)
  6. ある程度学習が進んでくると分からないところが出てきますが、その場合の対策は、講習会への参加もお勧めです。
    ※講習会参加に当たっては、指導内容はもちろんのこと費用面においても良心的なところから選択されることが大切です。
  7. 受験勉強中は、付き合いはほどほどにして、学習時間に充てる。

    私の座右の銘は、「鍛錬千日、勝負一瞬」です。一日も早く、合格されるよう研鑽ください。 

以上

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